そもそも大判カメラとは?
近年、35mmカメラのオートフォーカス化が進み、誰にでも簡単に写真撮影が出来るようになりました。
反面6×6センチ,6×7センチ,6×9センチ,4×5インチを使用してハイグレードな作品を望むハイアマチュアの方が増えてきています。
4×5カメラ等のアオリを使用すれば、像の歪みを修正する事,遠近感を出す事,絞りが絞れない様な時でもピントを出すこと(平面),
カメラ全体の位置を変えずに撮影範囲を変更する事が出来ます。画面も35mm(36mm×24mm)に対し4×5の場合,120mm×94mmと
面積で約13倍ありますので、写し込める情報量が多い事、拡大した時の粒状性が細かい事、原版が大きいのでそのままでも鑑賞出来る事などの良さがあります。
ビューカメラとフィールドカメラとの違い
4×5カメラには、ビューカメラとフィールドカメラとの2種類があります。
ビューカメラとは、モノレールパイプでカメラを支持しているカメラの事を言います。
ビューカメラは一般的に大きく重量があり持ち運びが不便ですが、アオリ量が大きくまた、蛇腹交換出来ること、モノレールも延長できるのであらゆる撮影が可能です。 一方、フィールドカメラはアオリ量こそ大きくありませんが、携帯時軽量でコンパクトになる利点があります。主に、ビューカメラは広告写真、建築写真などで使用されており、フィールドカメラは、風景写真、集合写真等で使用されています。
大判カメラの操作法
大判カメラの撮影手順・・・
これから、大判カメラの撮影手順について説明します。
① ピント、構図、カメラ各部のブレーキ等がかかっているかチェックします。
② 完了後、レンズのシャッターを閉める。(シャッター開閉レバー)
③ シャッタースピード、絞りを合わせる。
④ シャッターをチャージする。(シャッターチャージレバー)
⑤ 空シャッターを切ってみる。
注意※空シャッターを切る理由
ピント合わせをするときは、シャッターを開いていないとピント合わせが出来ません。
しかし、フイルムをカメラに装填して撮影する際は、開いたままではフイルムが感光してしまう為、必ずシャッターを閉じなければなりません。
大判レンズのシャッターは、シャッターを閉じておかないとシャッターが切れない構造になっていますので、空シャッターを切るくせをつけておくと便利です。
⑥ 確認後、カットフィルムホルダーをカメラに装填します。
⑦ 引き札を抜き取る。
⑧ シャッターを切る。
⑨ 引き札を裏返してホルダーへ戻す。(撮影済みかどうか後で識別する為)
⑩ カメラからホルダーを抜き取る。
以上で、1枚の撮影が完了します。
文章で書くとむずかしく思われるかもしれないですが実際やってみるとそんなにむずかしくありませんので、是非大判カメラの世界を体験してみて下さい。
そんな 大判カメラもWCA ワールドカメラオークションに・・・・
そう出品されているんです。。
なぜなら・・・ 各法人様から出品依頼や元カメラ屋を経営していたお客様からご購入させて頂くことが非常に多いのです・・・・
大判カメラにも出会うことのできるWCA ワールドカメラオークションは月に一度開催‼!!